2017年10月21日

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篠崎 悦子

総店長
トップスタイリスト
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十二単衣

秋も深まり肌寒い日が続くようになってまいりましたね。

10月14日(火)に、「きもので銀座」のイベントに参加してきました。
今年で、2回目になりますが、去年より参加者が増えて、大変盛会でした。

私、社長、五反田店の秋山さん、池上店の大沢さんの4名で参加しました。

私たちの着物姿は、秋山さんがブログに載せているので、
ぜひ、そちらもご覧下さい。

今年は、十二単衣の着付けが見られるということで、大変楽しみにしていました。
というのも、平安時代の文化や、源氏物語の本などが大好きなのです。

ちなみに、「じゅうにひとえ」は、十二単衣とも十二単とも書くようです。

今回、着付けを見せて下さるのは、
衣文道高倉流の宗家や講師、生徒さん達、総勢50名の方々です。

みなさん、女官姿でした。
こちらの流派では、着付けのことを『お服上げ』と呼んでいます。

shino_kimono_141014_2

女官の方々

現在の着物のもとになる小袿(こうちき)姿から、
まずは、単衣(ひとえ)、五衣(いつつぎぬ)と1枚ずつ重ねていきます。

十二単衣の着付けは、現在の着物の着付けのように、何本も紐を使いません。

1本の紐で収まっているのです。

1枚着物をはおり、襟元をととのえ、ウエストの位置に紐を縛ります。

その上から、また着物をはおり、襟元をととのえ、
先程より少し下の位置で紐を縛り、先程の紐を引き抜きます。

これを繰り返し行います。

shino_kimono_141014_1

表着まで

そして、五衣の上に、打衣(うちぎぬ)、表着(うわぎ)と重ね、
さらに、腰までの唐衣(からぎぬ)と、裳と着付けます。

この裳には、細い紐がついていて、それで、8枚の着物を縛りおさえます。

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裳を付ける前

裳の飾り帯をととのえたら、お服上げは終了です。

美しいですね。

色のグラデーションといい、配色といい、日本人ならではの色の使い方です。

この配色は、季節、年中行事によっても組み合わせが決まっており、
それぞれがセンスを競い合ったようです。

源氏物語の話の中にも、
源氏の君が、あまたいる恋人たちに、それぞれの顔立ち、性格、好みに合わせて、
着物を選ぶというシーンがありました。

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横向きですが近くで

美しいですね。

仕上がった時には、ため息がでました。

近くで見るとより美しさに、見惚れてしまいます。

最後に、宗家が、

お方様(今回のモデルのように着付けられる人のこと=お客様)のために、
お方様が苦しくないように着付ける、
次にどう動くかや、
何が目的の装いなのかと常に考えてお服上げをしています。
すべては、お方様のために。

とおっしゃっていたのが、心に響きました。

私たちも、お客様に接する中で常に心に留めて、
日々励みたいと、身が引き締まる思いでした。

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